トラウマを克服したいと考える人の中には、精神科の受診を検討している人がいると思います。
それ自体に問題はないのですが、受診する前に知っておいたほうが良いことが幾つかあります。
そこでこのページでは精神科を受診する前に知っておくべき3つのことを紹介しています。
トラウマを克服したいと考えている方は必見です。
このページの執筆者(大川)の自己紹介
- 中学生の時のキツいイジメに遭う
- 以来、「トラウマ、引きこもり、抑うつ、対人恐怖症」等を経験する。
- 克服を試み色々試すも、根本は克服できず、10年近く悩む。
- ある時、世界権威が開発したマイナス感情・記憶克服法に出会う。
- 「世界一の方法だ!」と、一国の心理学会長までもが絶賛するその方法を学ぶと決意。
- それを学び生涯悩んできたトラウマ・恐怖症等が半日足らずで完治克服できた。
- 日本にこの方法を広めようと、メンタルクリアプログラム©(MCP©)を開発
- トラウマ克服、恐怖症克服、イライラ解消等を含む何十人もの精神的問題を解決してきた。
- 現在に至る
精神科受診前の注意点1.対症療法であること
1つ目の注意点は「対症療法」である点です。
トラウマにしてもうつ病にしても、こうした精神的な悩みや問題を抱えていると気分が滅入るものです。
そうした落ち込んだ感情状態を扱うのが精神科です。
そのため、精神科を受診さえすれば全てが解決すると思いこんでしまうものです。
しかし実際は違います。
精神科で行うことはあくまで対症療法です。
つまり「落ち込んだ気分」を薬を使うことで強制的に「明るい気分」にするだけです。
出てきた症状(=落ち込んだ気分)を対処するだけです。
しかしこれは根本的な解決にはなりません。
例えるなら、骨折で痛みを訴える患者に、「痛み止め」を処方するだけのようなものです。
確かにそれを服用すれば「痛み」は一時的に消えますが、薬の効果が切れてくるとまた「痛み」が生じます。
そんなことよりも、「骨折を処置してくれよ」と思うでしょう。
それと同じです。
確かに薬が効いている時は気分が良くなりますが、それが根本的な解決になることはありません。
精神科受診前の注意点2.適材適所と捉えること
2つ目の注意点は「適材適所と捉えること」が重要である点です。
では、対症療法しか施さない精神科は「悪」なのでしょうか?
そんな事はありません。
先程の骨折の例で言うならば、骨を正しく接骨し、ギブスで固めるという原因療法は必要です。
しかしそれだけだとどうでしょうか?
痛いです!!
数日間は痛みが酷く、日常生活がままならないかもしれません。
だから接骨するだけではなく、数日間は痛みなく過ごせるように痛み止めが必要でしょう。
つまり原因療法と対症療法は双方大事だ、ということです。
もちろん、痛みがなければ原因療法だけでいいでしょう。
しかし痛みが引くまでの間は、その痛みそのものを取り扱う対症療法も必要です。
そしてこれと同じことがトラウマの克服にも言えるでしょう。
トラウマの克服は正しく確実な方法を使えば1日で完治克服可能です。
しかし、その確実な方法に出会って実践するまでの間はどうするのでしょうか?
ずっと辛い精神状態で居続けなければならないのでしょうか?
もちろんそんな事はありません。
時には薬に頼っても良いのではないでしょうか?
そもそもあまりに辛い状態であれば、それを克服しようと行動したり、調べたりする気力にもなれないかもしれません。
或いは過度に悲観するあまりに自傷・自殺につながるかもしれません。
そういった意味合いでも、上手く薬を利用することは悪いことではありません。
そのため、精神科の受診も決して悪いこととはいえないはずです。
ただ、やはり念頭に置かなければならないことは、精神科の受診はあくまで対症療法にすぎないという点です。
薬を使い、薬に依存してしまっていては本末転倒です。
つまり根本的な解決を図る必要があります。
ではその根本的な解決とは何でしょうか?
それが次の、「合理化」です。
精神科受診前の注意点3.合理化が必要
3つ目の注意点は「合理化が必要」である点です。
合理化こそがトラウマ克服の本質です。
合理化すればトラウマは克服できるということです。
では合理化とは何でしょうか?
学びを得て情動記憶を解消することです。
この点は説明すると長くなるので、別記事で詳細に解説していますのでそちらをご覧ください。
トラウマを克服する上で理解必須な無意識の役割7つとは?
正しく確実な方法でトラウマを克服するには、無意識についての知識が必要不可欠です。そこで無意識の役割についてまだご存知ない方のために、このページでは「数ある無意識の役割」の中で重要なものを詳細に解説します。1.記憶の銘記/2.記憶の整理/3.記憶の抑圧/4.合理化のための記憶の想起/5.身体を守る/6.シンボルに反応する/7.感情発生の領域である
まとめ
以上、本記事では、トラウマを克服する前に精神科を受診する際、注意しておく必要がある注意点を3つ解説しました。
精神科の受診を検討している方の参考になれば幸いです♪
また、トラウマの克服について知っておくべきこと、知っておいたほうが良いことを下記ページでまとめていますので、トラウマを克服したい人はご覧ください!
トラウマの克服完全マップ【初級・中級・上級13記事+αで解説】
トラウマ克服の基本的なことから応用的な深い知識を学びたい方向けです。このページでは、正しく確実な方法でトラウマを簡単に克服する上で重要な知識を限りなく網羅的にまとめました。トラウマに悩み、克服したい方は是非最初から一つずつ御覧ください。
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