目標達成に関わる具体例|情報を変えれば物理が変わる具体例7個

目標達成

科学的な目標達成術では「情報が物理に影響を与える(情報➡物理)」ため、「セルフイメージを変えれば結果が自ずと変わる」と解説しています。
 
これを聞くと当初「本当かよ?」「そんなバカな?」と思ってしまうものです。
 
私も恥ずかしながらその一人でした。
 
しかしこれはある程度仕方のないものなのかもしれません。
 
しかしやはり事実です。
 
そこで、このページでは「情報が物理に影響を与える」のがいかに事実か、そうした例がいかに世の中ににあふれているかを紹介していきます。
 
「情報が物理に影響を与える」という事実を自分の中で腑に落として、簡単に目標達成できるようになりたい人は必見です。
 

このページの執筆者(大川)の自己紹介


  • 何をやっても「できない」劣等生のような学生時代を送る。
  • 社会人になり、成功や目標達成を試みてあれこれ挑戦する。
  • 一進一退で結局は「何も達成できない」と悩む。
  • ある時、「科学的な目標達成術」なるものに出会う。
  • 一進一退がなくなり、「職業、ファイナンス、人間関係、趣味、健康、自己変革(正確・習慣改善)」など、あらゆる目標を着実に達成できるようになる。
  • 日本にこの方法を広めようと、科学的な目標達成術を開発 
  • 何十人もの目標達成をアシストしてきた。
  • 現在に至る

目標達成の公式「情報➡物理」の具体例その1:教師期待効果

 
教師期待効果とは、Aさんが「●●になるだろう」と思いながら人と接すると、その人が本当に「●●になる」という、効果のことです。
 
そしてこれは実験により証明されています。
 
実験内容は次のとおりです。

 

海外のある学校で行われた研究です。
 
ある教師に、このように説明しました。
 
「あなたが次に担当する生徒たちは、知性面でかなり遅れています。しかし残念ながら、そのような生徒たちを指導する専門の先生が担当できなくなりました。だからできるだけ頑張ってください。」
 
そうすると、その生徒たちは皆CやDの成績になりました。(※CやDとは、日本で言うところの80~70点、70~60点です。)
 
そして次の学期に、全く同じ生徒たちを別の先生のところに充てて、その先生にこのように説明しました。
 
「あなたが次に担当する生徒たちは、知性面でかなり進んでいます。しかし残念ながら、そのような生徒たちを指導する専門の先生が担当できなくなりました。だからできるだけ頑張ってください。」
 
そして生徒たちは皆AやBの成績になりました。(※AやBとは、日本で言うところの100~90点、90~80点です。)

 
このように相手に対して先入観、相手は○○だ、と思いながら、そうしたマインドをもったまま接することで、本当に相手がそうなる、ということです。
 
相手がそうなるように自分の無意識が絶妙に調整する、という表現が正確かもしれません。
 
実際、催眠療法、ヒプノシスの世界では、セラピストにこのことを徹底的に認識させます。
 
そして20世紀最大の催眠療法士と称されるミルトンエリクソンも同様のことを述べています。
 
「催眠下にあるクライアントは、セラピストの心を完璧に読むことが出来るかのような、およそ不気味な能力がある」
 
この言葉はつまり、セラピストとしての成果は、そのセラピストがもつノウハウスキル以上に、「このクライアントは絶対に問題を解消できる」というビリーフがあるかどうかで、ほぼほぼ決まる、ということです。
 
ビリーフとは英語で信じていること、という意味です。
 
つまり相手が解消できると信じているかどうかで決まる、ということです。
 
因みに、この教師期待効果は「ピグマリオン効果」とか「ゴーレム効果」とも呼ばれています。
 

  • ピグマリオン効果:高いパフォーマンスを相手から期待することで、実際に高いパフォーマンスを得ること。
  • ゴーレム効果:低いパフォーマンスを相手から期待することで、実際に低いパフォーマンスを得ること。

 
この心理効果は実験で何度も立証されています。
  

目標達成の公式「情報➡物理」の具体例その2:プラセボ・ノセボ効果

次の例はプラセボ効果、ノセボ効果です。
 
プラセボ効果とは、その個人の持つ特定の考え/思考/信念、つまりビリーフによりポジティブな健康改善効果を得ることです。
 
ノセボ効果とは、その個人の持つ特定の考え/思考/信念、つまりビリーフによりネガティブな健康改善効果を得ることです。
 
プラセボとは偽薬のことで、薬に見立てた、実際は砂糖の塊のようなものです。
 
そしてそれを患者に「めちゃくちゃ効果がある薬です」と渡すと、実際に処方する薬と同じくらい、或はそれ以上の高い効果を出す、というものです。
 
砂糖の塊ということは、本来効果がないはずです。
 
しかし本人が、「これを飲むと治る」と思うことで、本当に治ってしまう、というものです。
 
医療研究によればプラセボ効果が認められる確率は「40%以上」に上ります。
 
40%以上です。
 
本来何の効果もない砂糖の塊なので0%のハズが、40%以上の場合、効果が認められるといことです。
 
量子物理学者であるジョン・ハガリン博士は次のように述べています。
 
「健康状態や身体の構造機能は、本当の所、人がどのように考え、どのような感情を抱いているかに大いに関係していることが医学的にもわかっています。」
 
Serge Kahili King氏はこのように述べています。
 
「癒し効果はビリーフを変えることで得られます。心が変われば身体は変わるのです。」
 
実際に脳科学的にも下記のような事実が既に常識です。
 

ポジティブな思考もネガティブな思考も、脳構造にそれぞれの効果を生みます。

 
それゆえどちらの思考、つまり情報も、体中の細胞に異なった効果、つまり物理的反応がもたらされるのです。

 
ノセボ効果はプラセボ効果と全く同じですが、効果は真逆です。

 
つまりポジティブな思考感情が癒しをもたらすのと同じように、ネガティブな思考感情は病気や死をもたらします。

 
実際、情報空間が物理空間(※)に影響を与えているというのは、科学者からすると常識であり、周知の事実です。
 
物理空間とは物理の世界のことです。

 

「触ることができるもの」という認識が一番分かり易いでしょう。

 
「机、椅子、パソコン、携帯、ペン」 このように触れるものです。

 
一方で、情報空間とは情報の世界のことです。

 

「触れられないもの」という認識で構いません。

 
「考え、思考、信念、感情、判断、連想」 このように触れないものです。
 

そして「考え/思考/信念/感情」 といった情報が、「病気/症状/結果」などの物理に影響を与えています。
 
この、情報が物理に影響を与えるという点を証明する事象で、プラセボ効果、ノセボ効果並に良い例としてあげられるのが、多重人格による生理反応の変化です。

 


 
多重人格は今では解離性同一性障害と呼ばれています。
 
ここでは理由は説明しませんが、私は個人的に多重人格と呼んでいます。
 
多重人格とはドラマなんかでよく出てきますが、複数の人格を併せ持つと言ったもののことです。
 
その複数の人格ごとに、字のクセや、自称する性別、文化や人種的背景から、芸術的才能、語学能力やIQまでありとあらゆるものが、その人格ごとに全く独自のものになるというものです。
 
いわゆるセルフイメージが全く異なる人格が複数存在するということです。
 
そしてここで取り上げたい事実は、人格ごとに生理反応が異なるということです。
 
例えばある人格は一切アレルギーが無いのに、別の人格では例えばオレンジジュースにアナフィラキシーショックを起こすほどの強いアレルギー反応を起こしたりします。
 
そして事実、血中からはオレンジに対する抗体が検出されたりします
 
そしてまた別の人格が出てくると、糖尿病を示す血液データが採取されたりします。
 
更に不思議なのは、人格が変わった「瞬間に」血中糖度が変わっているという事実です。

 

血中糖度が下がるための時間、腎臓や肝臓を血液が通って濾過される時間がないように、別の人格が出てきた「瞬間」、血液を採取しているにも関わらず、一瞬にして血中糖度が変わっているという事実です。
 
もし病気といったものが身体、つまり物理に固有のものであるならば、こんな事はありえません。
 
しかし情報が物理に影響を与える、という図式を一度学ぶと、こうした事実の解釈も全く自然なものであるということが理解できます。
 
また、似たようなケースとしてはヒプノシス、つまり催眠状態に誘導したクライアントに、水を差し渡し、「はい、アルコール度数の強いお酒ですよ」などと言って飲ませると、水を飲んでいるだけなのに、その被験者は酔いはじめます。
 
そして単に酔っているフリをしているだけではなく、血中からはアルコールが検出されます。
 
このようにやはり情報が物理に影響を与えています。
 
そしてニュートン力学の発生以前は実は当たり前とされていたらしいこの常識は、現在のほとんどの人々にとって一見受け入れがたい事実と成ってしまっています。
 
私も最初に聴いた時に「そんなバカな?」と感じたことを覚えています。
 
しかし学べば学ぶほど、「情報が物理に影響を与える」は真実であることに気づきます。
 
そして「情報が物理に影響を与える」を受け入れば受け入れるほど、あげたい成果をあげれるようになりました。
 
そしてニュートン力学以降、常識でなくなり、一見信じがたい「情報が物理に影響を与える」という事実を、目に見える形にしてくれたのが江本勝博士の結晶の実験です。
 

目標達成の公式「情報➡物理」の具体例その3:江本勝博士の結晶の実験

情報が物理に影響を与えるという事実を目に見える形に落とし込んでくれた江本勝博士の実験では、次のことがわかっています。
 
「思考や言葉や場所が持つエネルギー振動が水の分子構造に影響を与える」
 
元々、思考や言葉や場所が固有のエネルギー振動を持つことは研究で周知でした。
 
しかしエネルギーとは情報でした。
 
物理ではありませんでした。
 
というのも、計測して初めて可視化することは出来ますが、エネルギーを肉眼で見ることは出来ません。
 
つまり情報でした。
 
しかし、この情報が物理に影響を与えるということを江本勝博士が水の結晶の実験を通して証明してくれたのです。
 
江本博士は、様々な条件下にある水を凍らせてその結晶の写真を取り見比べる、と言う実験を数多く行いました。
 
その結果分かったのは、次のようなことです。
 

  • 特定の言葉(ありがとう、愛、しようね)を聞かせたり見せた水の結晶は美しかった。
  • 特定の言葉(ばかやろう、しなさい)を聞かせたり見せた水の結晶は汚く、或いは結晶にならなかった。
  • 特定の音楽(ベートーベンの田園やモーツァルトの交響曲40番)を聞かせたり見せた水の結晶は美しかった。
  • 特定の音楽を聞かせたり見せた水の結晶は汚く、或いは結晶にならなかった。

 

Beyond Belief (DVD)より
「江本勝:水は答えを知っている」より
「江本勝:水は答えを知っている」より

 
他にも、白いご飯をガラスビンに入れ、1ヶ月間毎日次のようなそれぞれ別の対応をします
 

  • A:「ありがとう」と言う
  • B:「ばかやろう」と言う
  • C:「無視」する

 
すると、1ヶ月後次のような結果になりました。
 

  • Aからは麹のような芳醇な香りがした
  • Bは腐敗して真っ黒になった
  • CはBよりも先に腐敗した

 

またこのような実験を受けて、アメリカや日本にて、野菜を育てる栽培農家さんや酪農家も同様に、かける言葉や音楽で生じる違いが凄まじいことを述べています。
 
クラシック音楽を聞かせることによって次のような違いが生まれました。

 

  • 牛から出てくる乳の量が違う
  • 野菜の収穫量が違う
  • 日本酒が美味しくなる

  
さらにはカボチャに聞かせる音楽の種類による違いが生じました。

  

  • ロックを聞かせると、ツルがスピーカーに背を向け、逃れるようにツルを伸ばした
  • クラシックを聞かせると、スピーカーに向かって伸び、スピーカーに巻き付いた

 

このように、言葉や音楽が持つエネルギー(すなわち情報)が物理に固有の影響を与える例は数多く存在しています。
 
また、江本博士は次のように述べています。
 

「多くの人にとって、人の意識や言葉の持つエネルギーが水の結晶という目に見える形を持って現れたことに、驚きを禁じ得なかったようです。言葉や思いが水や他の物質の性質を変えてしまうなどということは、これまで宗教家哲学の範疇に入る話のように思われていたからです。」

 
しかし今現在、言葉や思いなどの情報が物理に影響を与えるのは宗教でも哲学でもオカルトでもなくれっきとした科学です。
 

目標達成の公式「情報➡物理」の具体例その4:末期ガンからの回復

他にもこんな例があります。

 
アメリカのNLPトレーナーであるロバート・ディルツ氏は次のように語っています。(日本語でわかりやすくなるように、多少文脈はイジっています)
 

ビリーフは単なる思考ではなく、神経学的な側面があります。
 
血肉化すると表現したりします。
 
認知マインドというものと身体的マインドがあります。
 
この両者をつなぐものこそがビリーフ(信念)です。
 
つまりビリーフは現実を形作り、物理的にまだ存在しないものを、具現化するものです。
 
人が持つビリーフは物質世界に影響を与えるのです。
 
このビリーフの持つパワーを強く実感した一つの例は、乳がんが全身の骨にまで移転した私自身の母親をコーチングをしたときのことです。
 
私の母は一度ガンになり、再発したと分かったとき既にステージ5でした。
 
ステージ6というのはありません。
 
つまり余命数ヶ月ということです。
 
母は「私に未来はない」と思っていたのです。
 
そういった状況下に置かれた人をどのようにコーチングすればいいのでしょうか。
 
自分の奥底にあるリミテーションまみれのビリーフを見つけ出しそれをエンパワメント、力づけとなるビリーフに変容させることで、驚くべき回復を遂げました。
 
ガンを再発した当時、母親は「人生で起きた中の最悪の出来事だ」と言っていました。
 
しかしその10年後当時のことを思い出しながら「あれが人生で最高の出来事だった」と話していたのを覚えています。



 
また、同様にアメリカのNLPトレーナーであるティムハルボム氏の妻であるクリスハルボムが乳がんになり、セッションを通して回復を遂げた後、妻クリスハルボムも同様のことを語っています。
 

「乳がんになって本当に良かったと思う」

 
「あの人生の生き方では本当に幸福にはなれなかった」

 
そして私も全く同感です。
 
この「科学的な目標達成術」に出会ったのは当時、会社で本当にイヤなことがあったからでした。
 
当時営業で働いていた時に、最初の数カ月間、ダントツトップの成績を上げていました。
 
営業担当の平均契約本数の約3倍でした。
 
しかし、会社にて様々な人が立て続けに大きなミスを起こしてしまいました。
 
マイナス感情こそはすぐに解消しました。
 
マイナス感情の解消法を知っていたからです。
 
しかしその一方でこのように思ったのです。
 

  • 「何かが間違っている」
  • 「確かにミスした奴が悪い、と言う事はできる」
  • 「しかし●●が原因で▲▲できない」
  • 「●●のせいで、成功できない」
  • 「●●が足を引っ張るから▲▲できない」
  • 「という枠組みで人生を生きていくと、一生▲▲できない人生を歩むことになる」

 
そしてこの出来事をきっかけに、根本から見つめ直すことになりました。
 
当時は本当にイヤでした。
 
イヤでイヤで仕方ありませんでした。
 
しかし長い目で、残りの70年間、80年間という枠組みで見た時、あの苦痛の1年は本当に良い1年だったと、そう思っています。
 
あの出来事がなくて、あのような人生の生き方で生きていれば、一生「叶えたい目標を自在に叶えることが出来ない」という人生を歩むことに成っただろうな、と思います。
 
何が自分を縛っているかに気づかず、気付く方法を知らず、「外側」を変えることに躍起になり、「内側」を変えることをしない人間は一生「一歩進んでは一歩戻る」「一歩進んでは一歩戻る」というホメオスタシスの見えないゴムひもで目標達成できない人生を歩むことになるからです。
 
そしてここで本当に大事だなと思うのは、「出来事をどのように解釈するか」だと心から思います。
 
というのも、こうした大きな感情が伴う出来事が起きた時、通常2つの道があり、どちらを選ぶかで本当にすべてが変わるからです。
 
一つは次のように思うことです。

 

  • 「どうせオレは○○できないんだ」
  • 「世の中こんなもんだ」
  • 「こんなツライ想いをするんだったら、もう○○するのはやめよう」

 

そしてもう一つはこのように自問して、そこから人生を変えることです。

 

  • 「この出来事は私の中にある『何が』引き起こした出来事なんだろう?」「その『何か』を変えればもう二度とこのようなイヤな出来事に出くわす必要がなくなる、そんな『何か』です。」
  • 「確かに今はツライ。しかし死ぬ時、次のように言えるためには、自分の何を変える必要があるだろうか?」
    • 『あの出来事が人生最大の転機だった。だって、あれがあったから○○に辿り着くことが出来、そのおかげでその後180度違う人生になったもん』
    • 『あの出来事がなかったら、あのような人生の生き方をずっとしてたら絶対不幸な人生だった』
    • 『あの出来事は天か神か、それとも他の何かからの人生最大のギフトだった。しかしそれは、その出来事から○○ということを学ぶと決意したからだった。』

このように、どのように解釈するかでその後の人生が全く変わります。
 
そして実際先程のロバート・ディルツはこのように述べています。
 

「成功している人は皆人生のどこかで逆境に出くわしています。」
「そして逆境をチャンスに変えて人生を180度ひっくり返すのは、ビリーフ(内側・情報)を変容させることで成しています」

 
また、サクっと他のデータも出しておきます。
  


末期ガン患者100人を追跡調査した結果、12年後、彼らの内10人は未だ生きていた、そして採用した方法論は次のように本当に様々だった。
 

  • 外科的療法
  • 化学療法
  • 放射線療法
  • 鍼療法
  • ダイエットと栄養療法
  • 心理学的療法
  • 宗教的道
  • なにもしない


しかしその10人全てに共通していたのは、「自分が採用した方法が一番うまくいくと確信していた」ことだった
 
まさにプラセボであり、いかにビリーフ、つまり情報が物理に影響を及ぼすかという確たる証拠ですね。
 

目標達成の公式「情報➡物理」の具体例その5:スポーツ選手とイメージトレーニング

情報(思考、イメージ、信念など)が物理に影響を与えることはスポーツの世界ではもはや常識です。
 
この実験から、アクティブイマジネーションが物理にどれほど多大なる影響を及ぼすかがわかります。
 
アクティブイマジネーションとは、具体的な行動や人生で起こる出来事を、想像力を使って視覚化するテクニックです。
 
ロシアの科学者達が、オリンピック選手を4つのグループに分けてそれぞれに次のトレーニングスケジュールを与えました。
 

  • グループA:100%の身体トレーニング
  • グループB:75%の身体トレーニングと25%のメンタルトレーニング
  • グループC:50%の身体トレーニングと50%のメンタルトレーニング
  • グループD:25%の身体トレーニングと75%のメンタルトレーニング

 
興味深いことに、75%の時間をメンタルトレーニングに費やしたグループ(D)が最も良い結果を出したそうです。

(『Karate of Okinawa: Building Warrior Spirit』1993年、共著者 Robert Scaglione、William Cumminsより) 


物理にとらわれて外側ばかりをやっ気になって変えて結果を出そうとしている我々には本当に学びになる実験ですよね。

目標達成の公式「情報➡物理」の具体例その6:ビリーフの限界と物理の限界

他にもマインドの限界が物理の限界という典型例があります。
 
1954年、イギリス・ロンドンの陸上選手、ロジャー・バニスターが
 
1マイル(約1.6km)をを走るのに、4分を切りました。
 
それ以前は誰しもが「1マイルで4分を切るのは不可能だ」と信じ切っていました。
 
そして誰もその壁を突破することは出来ませんでした。
 
しかしロジャーはついに4分を切ることが出来ました。
 
そして「1マイルで4分を切るのは不可能じゃないんだ」と分かった瞬間、これまで誰がどれだけ頑張っても切ることが出来なかった1マイル4分を、次々と切る人が現れました。
 
ロジャーが4分を切った6週間後にオーストラリア人が4分を3秒下回り、その後6週間後、それをさらに下回る人がフィンランドで現れました。
 
そして今では高校生が練習で常に4分を下回っています。
 
でも不思議ですよね。
 
それ以前は誰しも「1マイルで4分を切るのは不可能だ」と『知っていた』のですから。
 
誰もがそんなことはムリだと分かっていた、のですから。
 
現代を生きる我々の皆が真実だと『知っている』常識は何があるでしょうか?
 
ムリだとわかっている常識は何があるでしょうか?
 

  • お金を稼ぐのは大変だ
  • 夢や目標を叶えるには努力や能力や学歴がいる
  • トラウマや恐怖症を心理学のプロでもない私が1日で解消することなんてできない
  • ダイエットは辛く大変なもので、超楽勝で10kg減量するなんてムリだ。
  • 子供の時にたくさん勉強しないと大人になって成功しない
  • 夢を叶えるのは大変で、簡単に叶えることなんて出来ない


それって、本当ですか?
それとも・・・?
 

目標達成の公式「情報➡物理」の具体例その7:カマスの実験と子象のロープ

カマスをご存知でしょうか?
 
魚です。
 
獰猛で凶暴な魚です。
 
そのカマスを水槽に入れます。
 
そしてイワシなどの魚を入れます。
 
するとあっという間にカマスはイワシを食べます。
 
さて、その水槽に透明のガラスを間に入れます。
 
カマスがガラスの向こう側に行けないように、区切ります。
 
そしてガラスの向こう側にイワシを入れます。
 
するとカマスは食べようとします。
 
しかしガラスが遮ってイワシの元にいけません。
 
何度トライしてもいけません。
 
そして諦めます。
 
そうこうしたうちに、ガラスを取り外します。
 
するとカマスは向こう側に行くことが出来ます。
 
しかしカマスは食べに行こうとしません。
 
何故ならカマスは
 
食べに行けないと『知っている』からです。
 
紛れもない事実です。
 
何度トライしてもムリだったのです。
 
状況が変わっても関係ありません。
 
何度もトライしましたから。
 
だから食べに行くことは不可能だと『知っている』のです。 

 

 

 

ここに一匹の赤ちゃん象がいます。
 
その象の足にロープをつけます。
 
そして杭にロープをつけます。
 
赤ちゃんは動き回ろうとします。
 
しかし杭とロープがあるので、半径数mしか動き回ることが出来ません。
 
何度トライしても半径数mしか動き回ることが出来ません。
 
さて、赤ちゃん象は大人になります。
 
大人の象なので、簡単にロープを引きちぎる力があります。
 
しかしこの大人の象は半径数mしか動き回とうとしません。
 
何故ならこの象は半径数mしか動き回ることが出来ないと『知っている』からです。
 
事実です。
 
真実です。
 
半径数mしか動き回ることが出来ないと『知っている』のです。
 
事実です。
 
真実です。
 
状況が変わっても関係ありません。
 

ガラスがなくなろうが、大人になろうが、技術が進歩しようが、科学が進歩しようが関係ありません。
 
だって事実ですから。真実ですから。
 

  • 夢を簡単に叶えることができれば苦労しないよ
  • そんなことあるわけないじゃないか
  • トラウマを素人が1日で解消できれば苦労しないよ
  • 鬱は薬でしか対処できないよ
  • 高所恐怖症を解消するにはプロのカウンセラーが必要だよ。
  • 戦後のPTSDを解消するには精神科医に10年通わなくちゃいけないよ
  • 今の1/10の時間と労力で、今の10倍の売上や年収を手にするなんて不可能だよ
  • 出来るとしても、今の100倍の努力と頑張りと気合と根性が必要だよ

 
まぎれもない真実なんだ!
 
世の中こういうものだ!そうじゃなくちゃならないんだ!
 

だって、そうじゃなければ、今までの人生は何だったんだ!?
 

今まで培ってきた知識は何だったんだ!?
 

そんなハズはない。
 

この世の中努力が正解なんだ
 

努力こそが清いのだ
 

努力こそが真実だ。
 

簡単に夢を叶えることが出来るはずなんてない。
 

絶対にウソだ!
 

・・・

 
という世界観で「科学的な目標達成術」を学ぶ前は誰しも生きています。
 
しかし「科学的な目標達成術」を学んでからは誰しもがその世界観を手放しています。
 

別に手放さなくても問題はありません。
 
個人の自由ですので、それを信じ続けたいのであれば何も問題はありません。
 
しかし内側でそのように信じていれば、実際にその通りの人生になっていきますよ、ということです。
 

まとめ

以上、本記事では、情報を変えれば物理が変わるという具体例7個について詳細に解説しました。

 

詳細に紹介したので、この事実をかなり腑に落とせたのではないでしょうか?

 

そして人によってはなかなか受け入れがたいこの事実も、受け入れたものから目標達成が極めて容易になっていきます。

 

是非付に落とし込んでいただければと思います。

 

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目標達成のカギはビリーフチェンジ|ビリーフとは何かを解説

確実に目標達成するにはセルフイメージを変える必要があることは別の記事で紹介しました。しかし厳密に言うならばこの表現は若干誤差があります。正確に言うならば、「ビリーフを変える(チェンジする)必要がある」ということです。そこで、この記事では「ビリーフとは何ですか?」「ビリーフとセルフイメージの関係は何ですか?」という質問に答えます。ビリーフについて知りたい人は必見です。

目標達成の完全マップ【初級・中級・上級13記事+αで解説】

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