トラウマを克服しておくべき理由とは?トラウマ放置の悪影響を紹介

トラウマ

トラウマは辛いけど、克服できなかった。だから仕方なく放置しています。

そりゃぁ、ダメだよ。トラウマは克服しておかないと、単に「辛い」という精神的な悪影響だけでは済まないんだよ。

そうなんですか?でも克服を何度試みても、結局トラウマ克服には至らなかったんです。だから・・・

トラウマは確実に克服できるものなんだ。具体的にどのように克服すればよいかは別記事で解説してるので参考にして欲しいんだけど、
ここではまずはトラウマを克服しておくべき理由を解説するね。

わかりました。しっかり学んで理解します!

ということで、早速、トラウマを克服すべき理由を5つ紹介していきます!

このページの執筆者(大川)の自己紹介


  • 中学生の時のキツいイジメに遭う
  • 以来、「トラウマ、引きこもり、抑うつ、対人恐怖症」等を経験する。
  • 克服を試み色々試すも、根本は克服できず、10年近く悩む。
  • ある時、世界権威が開発したマイナス感情・記憶克服法に出会う。
  • 「世界一の方法だ!」と、一国の心理学会長までもが絶賛するその方法を学ぶと決意。
  • それを学び生涯悩んできたトラウマ・恐怖症等が半日足らずで完治克服できた。
  • 日本にこの方法を広めようと、メンタルクリアプログラム©(MCP©)を開発 
  • トラウマ克服、恐怖症克服、イライラ解消等を含む何十人もの精神的問題を解決してきた。
  • 現在に至る

トラウマを克服しておくべき理由~その1~精神的に辛い

トラウマ 克服

1つ目の理由は最も自明な、「精神的に辛い」という点です。

 
トラウマを抱えたままで平気という人はいません。

 
克服できるに越したことはないため、誰しも克服を試みます。

 
しかし、色々試したものの、完全に克服できずじまい、という人もいます。

 
そして「トラウマ克服は不可能なんだ」といってそのままにしてしまっている人も少なくありません。

 
「辛い気持ちは我慢すればいい」

 
そう言って耐え忍んでいるという人もいるようです。

 
トラウマ克服の正しく確実な方法は別記事で解説しているのでここでは割愛します。

 
しかしトラウマを放置するのは「単に精神的に辛い」というだけではありません。

 
では他にどのような問題があるのでしょうか?

 

トラウマを克服しておくべき理由~その2~理想の人間関係を築く妨げになる

トラウマ 克服

2つ目の理由は「理想の人間関係を築く妨げになる」という点です。

 
人間関係とは、恋愛、家族、上司・同僚・部下、顧客、友人など、誰でも結構です。

 

これもほぼほぼ自明かもしれません。 

 
「そもそもそこが問題点に感じているからトラウマを克服したいんです」という人もいるでしょう。

 

例えば学校のイジメが原因で人間関係にトラウマがある人は、友達を作ったり会話することが苦手と言います。

 
或いは元彼氏(元彼女)にヒドい振られ方をしてトラウマがある人は、次の恋愛に積極的になれない、というケースも多いです。

 

一度トラウマ的な経験をすると、無意識(心)は大きな傷を負います。

 
そして無意識は

 
「もう二度とこんなトラウマチックな出来事は経験したくない」

 
と、同じような出来事を避けようとします。

 

「他人は自分をイジメて傷つけるので、他人とのかかわり合いを避けよう」
「男性は(女性は)自分を傷つけるので、恋愛は辞めておこう」

 

このように無意識が考えると、そうしたかかわり合いを避けようとします。

 
何故なら無意識の大きな役割の一つに「自分を守る」という作用があるからです。

 

「自分を傷つけるかもしれないモノ」は徹底的に避けようとします。

 

意識レベルでは

 

・友人が沢山欲しい
・満足のいく、次の恋愛をしたい

 

と思っていても、無意識が「ダメだ!また傷つけられるかもしれないじゃないか!」といって必死に避けます。

 

実際、「人間関係」という人生の側面が「大満足」でない人に話を聞いてみると、ほとんど全ての人がトラウマを抱えたままにしています。 

 

そのトラウマチックな出来事をほとんど忘れてしまっていた人であっても、必ずそうしたトラウマがあります。

 

実際「そのトラウマチックな出来事が起こる前の人間関係はどうでしたか?」と聞いてみると、

 

・あぁ、そういえばそれ以前は非常に良好だったなぁ

・すぐに誰とでも仲良くなれたし、友達もたくさんいたなぁ
・気さくで誰にでも自分から話しかける天真爛漫な性格だったなぁ

 

といった答えが返ってきます。

 

そして裏を返せば、そうしたトラウマを克服できた時、それ以前の天真爛漫な性格が戻ってきたりするものです。

 

トラウマを克服しておくべき理由~その3~理想のパフォーマンスを発揮する妨げになる

トラウマ 克服

3つ目の理由は「理想のパフォーマンスを発揮する妨げになる」という点です。

 

パフォーマンス発揮とは、自分が発揮したい能力を発揮することです。

 

分野は仕事、学業、スポーツなど、何でも結構です。

 

そして本来はもっと高いパフォーマンスを発揮できる人であっても、トラウマチックな出来事が起きて以来、パフォーマンスが劇的に下がる、というケースがあります。

 

この典型的な例はスポーツ選手の「イップス」でしょう。

 

例えばプロ野球選手の投手を考えてみましょう。

 

その選手は甲子園でもバリバリ活躍し、プロ入りしてからも新人早々、抜群の成果を出します。

 

そして今後もあらゆる記録を塗り替えるような凄い選手として活躍していくと期待されています。

 

しかしある時、大事な場面で、バコバコ打たれてしまいます。

 

そしてそのことにトラウマを抱えてしまいます。

 

そしてそれ以降、大事な場面ではバコバコ打たれてしまい、やむなく二軍落ちします。

 

これが「イップス」と呼ばれるものです。

 

精神的な問題が、パフォーマンスの悪化に繋がり、パフォーマンスが悪化したままになってしまうことです。

 

選手は「スキル面」の問題と考え、「スキルを伸ばすこと」「能力を高めること」に躍起になります。 

 

しかし実際はそうではありません。

 

オリンピック選手金メダリストを数多く排出するようなプロコーチが共通して唱える原理は

 

「メンタルの良し悪しが、パフォーマンスに直結する」

 

ということです。

 

実際この投手も、トラウマを克服しておけばパフォーマンスが簡単に戻ったはずです。

 

というのもどれだけ優秀な選手であっても時には大事な場面で打たれてしまうことはあるはずです。

 

しかしこの投手はこの出来事からトラウマを抱えてしまいます。

 

そしてトラウマを克服せず、抱えたままにしてしまっています。

 

克服の方法がわからないからです。

 

しかしそうした精神面の問題を克服したその年から、これまで予選落ちだった選手が優勝するというケースはスポーツではよく見られるストーリーです。

 

そしてここではスポーツを例に出しましたが、同じことが学業や仕事でも起こります。

 

実際私のクライアントで、トラウマを克服して、精神面の問題を解決した翌日から、営業の売上が2倍に伸びた、という話はゴマンとあります。

 

実は私自身もそうした経験があります。

 

そのためパフォーマンスを向上させたい場合、もしトラウマに心あたりがあるのであれば、そうしたトラウマを克服することが一番の近道になるかもしれません。

 

トラウマを克服しておくべき理由~その4~ガン発症のリスクがある

トラウマ 克服

4つ目の理由は「ガン発症のリスクがある」という点です。

 

これはイタリアの医師の研究チームが発見し論文を出しています。

 

それ以前から、「トラウマを抱えると、脳の特定の部位に『物理的な傷』が生じる」ということは知られていました。

 

しかしこの研究チームが新たに発見したことは、そうした「脳の損傷箇所」から「一定の確率でガンが発症する」、ということです。

 

「我慢すれば良い」という問題ではないというのはこうした理由があるからです。

 

トラウマを克服しておくべき理由~その5~ストレス起因の各種精神病につながる

トラウマ 克服

5つ目の理由は「ストレス起因の各種精神病につながる」という点です。

 

実際最新の研究で、トラウマを抱える人を調べると、何かしらの精神病を抱えていることが多いということがわかりました。

 

不安症、悪夢、不眠症、うつ病に始まり、不安、緊張、恐怖と言った感情面での問題。

 

さらには、心臓病、自己免疫疾患、消化器系疾患と言った身体的な問題。

 

行き過ぎたケースでは薬物やアルコールの乱用、摂食障害に苦しむというケースもあるそうです。

 

もちろんこうした問題の重度は、トラウマの重度次第ではあるかもしれませんが、いずれにしてもトラウマは単に「精神的に辛い」という問題だけではありません。

 

まとめ

以上、このページではトラウマを克服しておくべき5つの理由を紹介しました。

 

トラウマは正しく確実な方法さえ知れば、非常に簡単に解消できるものです。

 

しかしこの情報社会の情報の渦に飲まれてなかなか正しい方法に出会えない方が多いのも事実です。

 

そしてやむなく放置してしまっている人がいるようです。

 

しかしここで紹介したようにトラウマを克服することなく放置することは極めてキケンといえます。

 

是非トラウマの克服に向けて適切な行動を取ってもらえたらと思います。

 

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