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アンガーマネジメント|イライラのコントロール習慣その2.明るいフィジオロジーを徹底する
フィジオロジーとは表情や姿勢、動作のことです。
NLPという心理学の一分野では、次のような言葉があります。
「心と体は一つのシステムである。」
つまり、肩を張り、笑顔を作り、ポジティブなトーンで言葉をつぶやいていると、本当に明るい気持ちになります。
そして明るい気持ちになるだけではなく、実際血液中のホルモンやバイオケミカルを測定すると、明るい気持ちにさせる成分が増えています。
一方で、しかめっ面をし、肩をすくめ、悪口を吐き捨てていると、血中データでは怒りを始めとしたネガティブな気持ちにさせる成分濃度が増えます。
昔から言われる「元気に振る舞いなさい」「作り笑顔でもいいから口角を上げなさい」というのは科学的にも正しいと証明されています。
アンガーマネジメント|イライラのコントロール習慣その3.付き合う人を見直す
前項で述べた通り、悪口を言い合っていると、それ自体が怒りを誘発します。
そしてその怒りが起因となり、またイヤなことが生じます。
するとそれがまた悪口の言い合いに繋がります。
これも解決策は簡単です。
付き合う人を見直せば良いのです。
普段からポジティブな会話、悪口の言い合いではなく、承認のしあいをしている人たちと付き合えば良いのです。
そしてそういった人たちと一緒に時間を過ごすようになると、自分のそういったマイナスな習慣も自然と矯正されていきます。
実際本当に高い成果を出す前向きな人々と一緒にいると、これまで付き合っていた人たちの会話と全く違うような会話が日々なされていることに驚かされます。
そして実際に自分も悪口や不平不満を言い垂らす習慣がなくなっていきます。
「朱に交われば赤くなる」の言葉通り、一緒にいる人を変えると、そうした新たな人たちの行動・言動が自分にも移ります。
これはネガティブにも働きますし、ポジティブにも働きます。
普段悪口・陰口を言わない人も、例えば一週間、常に悪口を言っている人と一緒に過ごせば、自分もまた悪口を言うようになります。
だからこそ、付き合う人を見直す、これが案外一番近道かもしれません。
アンガーマネジメント|イライラのコントロール習慣その4.アンガーログを付ける
このページを見ている人は、当社のメンタルクリアプログラム(MCP)©を学び実践した人と、そうでない人がいると思います。
実践した人はともかく、そうでない人は、怒りを感じることがあまりにも多いため、何に腹を立てていたのかイチイチ覚えていないものです。
しかし順番に解説している別記事で紹介しているように、原因療法として怒りに対処していくのであれば、自分が何に怒りを感じていたのかを正しく把握していなければなりません。
でないと、対処のしようがありません。
そこで役立つのがアンガーログです。
アンガーログとは、怒りを感じたときに、一定の項目をメモしておくことを指します。
書き記す項目は、次のようなものです。
例えば次のようなものです。
「2020/9/4 自分が一番気にしている体型のある部位について、妻に小バカにされた。自分のコンプレックスに配慮してほしかった。その場でワーとなってはダメだと思い、タイムアウトとしてトイレに行った。怒り度6」
こうすることで、原因療法を行うときに、対処がしやすくなります。
というのもこういったログを普段からつけていれば、
などが分かるようになります。
そうすればその点において原因療法に取り組めます。
そう言う意味でも、アンガーログは役立ちます。
アンガーログで記載する内容は次のようなものです。
手間暇のかかる作業ではありますが役に立ちます。
アンガーマネジメント|イライラのコントロール習慣その5.「べきログ」をつけて、見直す
アンガーマネジメントにおいて、怒りの原因は明確です。
それはすなわち、「○○すべき」「○○すべきではない」といった「べき」が原因だとされています。
こういった「べき」「べきではない」が怒りの原因になります。
解決策は下記の2つです。
です。
そしてこのべきログから、次の3コラムテクニックを用いて解消していきます。
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