恐怖症の動悸を克服したい｜恐怖症の克服と動悸の原因について解説

恐怖症を抱えている人は、そうした場面で訪れる動悸で辛く、しんどい思いをしているかもしれません。
　
そこでこのページでは何故恐怖症を抱える人が動悸に悩むのか、そしてその克服方法について紹介します。
　
恐怖症による動悸で悩んでいる人、克服したい人は必見です。
　

このページの執筆者（大川）の自己紹介

中学生の時のキツいイジメに遭う
以来、「トラウマ、引きこもり、抑うつ、対人恐怖症」等を経験する。
克服を試み色々試すも、根本は克服できず、１０年近く悩む。
ある時、世界権威が開発したマイナス感情・記憶克服法に出会う。
「世界一の方法だ！」と、一国の心理学会長までもが絶賛するその方法を学ぶと決意。
それを学び生涯悩んできたトラウマ・恐怖症等が半日足らずで完治克服できた。
日本にこの方法を広めようと、メンタルクリアプログラム©（MCP©）を開発　
トラウマ克服、恐怖症克服、イライラ解消等を含む何十人もの精神的問題を解決してきた。
現在に至る

恐怖症による動悸とは何か？
恐怖症による動悸の原因は何か？
恐怖症による動悸を克服する方法
まとめ

恐怖症による動悸とは何か？

まずはじめに動悸とは、「心臓の拍動が自分で感じられる状態」を指します。
　
日常生活をしていて自分の心臓の脈動は、胸に手をかざしたりしない限り感じられません。
　
しかし運動したときなど、正常時よりも脈動が大きくなると、胸に手をかざしたりしなくとも脈動を感じることができます。
　
ただ、運動したときの動悸は誰しも理解できると思いますが、恐怖症を抱えている人は運動時以外にもこの動悸がします。
　
これが恐怖症による動悸です。
　

恐怖症による動悸の原因は何か？

では何故恐怖症を抱えている人はこうした動悸がするのでしょうか？
　
それは「闘争・逃走反応」が発火するためです。
　
トラやライオンなどの危険に遭遇したときのことを考えてみてください。
　
人は自分の身に危険が及んだ時にその危険から無事奪還できるように、全身が臨戦態勢に入ります。
　
その危険から全速力で逃げれるように、或いはその危険物を撃退できるように全身が備えます。
　
次の瞬間何が起きても最適な行動が瞬時に取れるようにエンジン全開になります。
　
そしてその際に次のような反応が生じます。

血管を広げる（即座に行動できるように、血液を全身に流そうとする。）
心臓の鼓動が早くなる（全身により多く、より早く血液を送る）
呼吸が早くなる（より酸素を取り込む）
肺が広がる（酸素をより効率的に取り込む）
脚への血流を多くする（「逃げる」を選ぶと）（より早く逃げれるように）
手・腕への血流を多くする（「狩る」を選ぶと）（武器を持つ手にエネルギーを送る）
etc.

　
これが闘争・逃走反応が発火した時に起こる人体への影響です。
　
さて、この際の心臓はというと、運動しているときのようにバクバクしています。
　
まるでこの1時間ランニングをしていたかのように。
　
これは危険から身を守るために生じる自然な反応です。
　
そしてここまでご説明すると、恐怖症による動悸の原因がわかったのではないでしょうか？
　
恐怖症によって生じる一連の反応は、このトラやライオンなどの危険に遭遇した時と基本的には全く同じです。
　
「闘争・逃走反応」が発火したのです。
　
そしてその危険物から身を守るために上記のような一連の反応が生じます。
　
だから対人恐怖症や高所恐怖症、閉所恐怖症などの各種の恐怖症を抱えている人は、その恐怖の対象と面した時、まるでトラやライオンに出くわしたかのように動悸を始めとした上記のような反応が生じてしまいます。
　
これが動悸の原因です。
　

恐怖症による動悸を克服する方法

ではどのようにすればこの動機を克服することが出来るのでしょうか？
　
簡単です。
　
恐怖症そのものを克服すればよいだけです。
　
例えば対人恐怖症を例に取りましょう。
　
人を危険だと無意識が思っているから、人と接する時に「闘争・逃走反応」による動悸が生じるのです。
　
じゃぁ、対人恐怖症を克服すればいいだけです。
　
「人＝危険」という図式がなくなれば、人と接するときも「闘争・逃走反応」は発火しません。
　
「闘争・逃走反応」が発火しなければ、当然動悸もしません。
　
ではどのようにすれば、対人恐怖症を始めとした恐怖症そのものを克服できるのでしょうか？
　
それは別記事で詳細に解説しているのでここでは割愛します。
　
しかしいずれにしても、恐怖症による動悸を克服したければ、恐怖症そのものを克服すれば良い、ということです。
　